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vol.59 やっぱり、少林寺拳法がいい

2018/07/01

 僕は現在高校3年生です。小学校のときは、タドツスポーツ少年団に入会し、多度津中学校でも少林寺拳法部に入部しました。進学した高校には少林寺拳法部がなかったのでサッカー部に入部し、少林寺拳法は休籍しました。しかし高校2年生から復帰し本部道院で修練しています。
 スポーツ少年団に入ったときは親のすすめでしたが、中学校では自分の意志で、スポ少の仲間と少林寺拳法部に入部しました。厳しい監督でしたが仲間との一緒の修練は楽しく、そんなに勉強したわけでもありませんでしたが、地元の進学校に合格することもできました。一生懸命修練できているときは不思議と成績も良くなりました。いま思うと、何かに集中できているときは、他でも集中できていたのかもしれません。高校3年生になり、大学受験を控えていますが、高校受験のときと同じく少林寺拳法により集中することで、勉強にも良い効果がでるよう取り組んでいます。もちろん勉強もこなしており、志望校に合格するレベルは維持できていると思っています。
 本部道院で修練するようになって、今までと断然違うのが「自分で考えて取り組む修練が楽しい」ということです。中学では監督の指導のもと修練をしますが、今は自ら考えて修練し、向上するしかありません。難しいことですが、アドバイスしてくれる先輩方も多く、多様な意見をいただけるので、(人によって多様な取り組み方があり、さらに上のレベルがある)奥の深さを感じますし、より成長できる可能性を感じ、とにかく楽しいです。
 時々、金剛禅読本を読み返すのですが、拳士として人間として“めざすべき人間像”を示してくれています。自分はまだまだ未熟で、修行も経験も不足していることを痛感させられます。こういうところは他の競技には無い、少林寺拳法の良さだと思っています。
 大学は本部道院に通いながら通学できるところに行って、将来は教員をしながら少林寺拳法の指導者になるのが夢です。
(本部道院 山地 広大)