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vol.62 道院で新春法会・修練始め

2019/01/01

 冷たい道衣を羽織り、帯を締める。不思議と身心ともに引き締まり、寒さを感じない。寒さより今年一年の修練が始まる「喜び」が勝る。心新たに2018年のスタートである。
 早朝より社会人や学生拳士が中心となって会場準備を行いました。法要は保護者や関係者が見守る中、鎮魂行を行い、演武奉納、年間出席優秀者への記念品贈呈、そして合格証書の授与や新しい色の帯の贈呈を行いました。一年の節目に関係者全員が集まり、昨年の功績を認め合い、新たな年の決意を行います。もちろん何気ない日々の暮らしに感謝し、修練を通じて自己を磨き、他人を大切にすることも振り返ります。そんな空間をみんなで一緒に作れたことが何よりも喜びです。
 その後は“修練始め”。朝から元気な子どもたち、学生や社会人も「ヤァー」「ヤァー」と久しぶりの基本修練に、一段と大きな気合が道院の周囲に響き渡ります。仲間たちとの修練は心地良いもので、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
 また、餅つき大会も行いました。もち米の蒸し加減はベテランが確認し、ぺったんぺったんと子供から大人まで全員でつきました。もちろんつきたては最高に美味しく、8個も食べた子供もいて大盛況でした。また道院の近隣の方にも餅を振る舞い、喜んでもらうことが出来ました。
 新しい年を、健康で迎えられたことに感謝し、一日一日を大切にし、この一年を実りあるものにしていきたいと思います。
 (刈谷南道院 米田 正寛 2018年1月6日開催より)