vol.83 伊予津島道院 参与道院長 松浦和也 

2022/07/01

伊予津島道院 参与道院長 松浦和也

生年月日:1971年9月7日
出身地:愛媛県宇和島市津島町
最終学歴:佐賀大学
職業:公務員(宇和島市役所)
正拳士 五段 中導師

伊予津島道院 参与道院長 松浦和也

・参与道院長になったきっかけ

代表道院長である小野芳洪(おのよしひろ)道院長から「参与道院長になってみないか」と話をいただいたことです。伊予津島道院には、私より優秀な拳士がたくさんいるので、自分が道院長になるとは、これっぽっちも思っていませんでしたし、「自分で良いのだろうか?」と悩んだ時期もありました。しかし今は、ここまで育てて頂いた御恩に少しでも応えられるように、自分のできることを、精一杯やっていきたいと思っています。

・代表道院長とどのように協力して道院を運営しているか

現在の門信徒は、主に中学生から大人の一般拳士であり、部活や仕事で開始時間の午後8時に全員が集まることが難しく、修練時間が昔に比べて短くなっています。短い時間の中でよりよい修練を行うために、小野道院長と私はもちろん、幹部拳士も含めて複数の指導者が、極力マンツーマンで指導するようにしています。門信徒には、体験することでしか伝わらない体感覚を養ってもらいたいと思っており、複数の指導者で協力することでそれが可能になると考えています。

また、午後9時以降の一般拳士の修練を私が担当したり、仕事の都合がつく限り常に道場にいていつでも動ける状態にしたりすることで、小野道院長の負担をできるだけ軽減しようと心掛けています。

・道院長の喜び

入門したてのころは控えめで目立っていないような子どもたちが、成長するに従って、体育祭や文化祭などの学校行事でリーダー的な存在となり、同級生を引っ張って頑張る姿を見ると、非常に嬉しく思います。そんな子どもたちの姿を見て、私自身ももっと頑張らないといけないなと勇気をもらっています。

・仕事や私生活との両立

仕事については、昼間は仕事、道院のある日は道院、道院が休みの日は家庭と、メリハリをつけるよう心掛けています。その方が気分転換になって仕事もはかどります。

家庭との両立については、妻の理解と協力に、ただただ感謝するのみです。結婚し子どもが生まれた時でも、週3回(月、水、金)の夜8時から10時頃までは、当たり前のように道院に行っていました。今では、私が道場に行っている方が自分の時間を満喫できるみたいで、喜んでいます。

・今後の夢

私は小学校1年生で入門し、現在に至るまで、ずっと少林寺拳法を続けてきました。これからも体の動く限り、80歳になっても90歳になっても大好きな少林寺拳法を、自慢できる同志たちと一緒に続けていきたいと思います。その中で、早く次の世代の道院長が育ち、一緒にふるさと津島を盛り上げていくことができるようになったら最高です。

・全国の拳士へ

私自身、これまでご指導いただいた先生方、先輩方の背中を見て、「人として、男としてどう生きるべきか」ということを自然に学んでいたと思います。
先生方、先輩方には及びませんが、少しでも近づけるように、これからも修行を続けていきたいと思います。
一緒にがんばりましょう!!