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ホーム > 新着情報 > 【行事報告】2022年4/23・24 次世代育成合同練習会 (九州地区)

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■次世代育成合同練習会 

本行事は、中学生・高校生・大学生・社会人と世代を超えた縦の繋がり、次世代を担う拳士間の横繋がりを構築し、今後における指導者層の世代交代、後継者育成を目的にし、2022年4月23日24日、福岡県において開催されました。

参加者は、九州地区の中高大の学生並びに大学OBも含め160名近くの拳士、中高大生の指導に携わる指導者約20名が集いました。また講師には、(一財)少林寺拳法連盟会長 川島一浩先生、全国中学校連盟副会長 中島正樹先生を迎えました。

 

〈主催地区からの報告・所感〉

まず8年前から取り組んでいる行事であるが、コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となりました。

初日は基本動作を中心に練習を行い、汗を流しました。その後に、1時間程度、川島会長の講話を聴き、講話の感想を軸に、グループ討議を行い、それぞれの認識を共有しました。二日目は、午前中は演武を作る際の注意点や技術的な指導を中心に行って、午後からは演武練習を実施しました。

演武練習では、最後に団体演武を発表するために、拳歴も年齢も違うメンバーでしたが、グループリーダーに任命された大学生を中心に、演武経験が豊富な高校生や中学生がサポートの役割もこなしながら、チームのレベルに合わせた演武構成を作りました。各メンバーも必死に練習を重ね、疑問点を積極的に解決しようとする姿勢も見られました。練習会前は「演武発表までたどり着けるか」という危惧もありましたが、発表では、全グループ、無事、演武を完成させて発表することができました。

この練習会を体験した拳士は、それぞれの世代の信頼や可能性を感じていたようでした。またグループ討議や演武練習をしている時間帯では、指導者に対しての講話や技術指導を、昼休みには教員を目指す大学生や若い教員を対象として、少林寺拳法が教員に期待することを川島会長と中島中学校連盟副会長にお話を頂き、教員の果たす役割も認識することが出来ました。

福岡県では世代交代が急務であり、次世代を担う指導者の育成が最重要課題となっており、世代交代をスムーズに行えるように今後も様々な企画を実施し、福岡県の少林寺拳法を更に盛り上げていきたいと思います。