■2017年09月15日
日本経済新聞・夕刊「こころの玉手箱」に、9月19~22日の四日間、少林寺拳法グループ総裁・宗由貴の記事が掲載されます。「こころの玉手箱」は、登場者の人生や事業活動において大切にしているもの、心の支えや転機のきっかけとなった思い出などを紹介するコーナーです。是非ご覧ください。
■2017年09月15日
日本経済新聞・夕刊「こころの玉手箱」に、9月19~22日の四日間、少林寺拳法グループ総裁・宗由貴の記事が掲載されます。「こころの玉手箱」は、登場者の人生や事業活動において大切にしているもの、心の支えや転機のきっかけとなった思い出などを紹介するコーナーです。是非ご覧ください。
■2017年09月11日
ng>「2017年 Shorinji Kempo 大学生拳士訪中団」派遣事業 実施報告~ 相互理解と善隣友好のため、今こそ民間交流の促進を ~
8月28日から7日間の日程で、日本全国から集まった少林寺拳法を学ぶ大学生拳士59名と、団長の宗由貴少林寺拳法グループ総裁ほか、引率教師とスタッフ総勢71名の訪中団が、北京・鄭州・登封・上海の各都市を7日間の日程で巡り、中国の若者との交流と現代中国の社会見学を行った。
昨年2016年夏に実施された高校生の訪中団に続き、中国駐日大使館から招待を受け、中日友好協会による現地受け入れの協力を得て実現したものである。
◆ 今だからこそ民間交流を
近年増加する中国人観光客の多くが、日本の良い印象を本国に持ち帰っている。一方、尖閣諸島の領土問題などによる外交関係の冷え込みや、反日感情、環境汚染、広がる経済格差などマイナスイメージのみが強調される一部のマスコミの偏向報道の影響からか、中国への日本人渡航者数は激減の状況が続く。こうした中、ありのままの中国の社会と人々の様子が日本側に伝わっておらず、相互理解促進を妨げる要因のひとつになっている。
中国訪問の出発を前に行われた事前学習会で、宗由貴団長は、父である少林寺拳法創始者・宗道臣とともに10代で初めて中国を訪問した経験を振り返り、「自分の目で見て、肌で感じて、本当の中国を知って欲しい。感性豊かな年代に異文化に触れる経験をすることは、今後の人生にとっての貴重な財産になる」と語り、若者同士の交流に期待を寄せた。
◆ これからの時代を担う大学生同士の交流
一行は、北京大学で日中双方の大学生1000人による記念式典と交流イベントに参加した。式典で中国国務院(日本の内閣にあたる)劉延東・副総理が基調演説を行い、日本の元首相・福田康夫氏もビデオ動画で祝賀のメッセージを寄せた。大学生拳士団員59名は、この舞台で少林寺拳法の演武を披露し、堂々たるパフォーマンスに会場が湧いた。式典の締めくくりには両国の大学生による「友好宣言」が発表された。その後、各パートに分かれて交流会に参加し、中国の学生の案内で、学生の起業を支援する学内の「創新創業センター」を見学した。
河南省に移動した一行は、鄭州大学日本語学科の学生との交流座談会に参加、近年特に中国の若者を中心に人気の高いアニメや音楽、ファッションなど日本のサブカルチャーについての話題に会話が弾み、同世代ならではの交流が芽生えた。また、外国語学部のアジア太平洋研究センターに設置されている“宗道臣文庫”(少林寺拳法グループ寄贈による日本語図書三万冊以上を所蔵し、学生の日本語の学習に役立てられている)を見学した。
◆ 旅の楽しみを満喫、現代中国の社会見学で新たな体験
今回の訪中の日程には、中国側の協力により、旅の楽しみを味わえる多彩なメニューが準備されており、中国の悠久の歴史の重みを実感すると同時に、発展著しい現代中国の活気に満ちた姿を見聞した
北京で世界遺産「万里の長城」を観光したほか、中国の国産のパソコンメーカー「Lenovo」の北京オフィス見学で世界の先端技術に触れ、上海では「雑技」を楽しんだ。
一行はまた、河南省登封市の「嵩山少林寺」の各施設を見学、同寺院は宗道臣が立ち寄った際に、境内の壁画に描かれていた情景 ―武僧たちが互いに楽しそうに武術修練を行う様子― にヒントを得て、日本帰国後に、“人づくりによる国づくり”のための活動として少林寺拳法を創始したゆかりの地で あり、長年友好協力関係にある。2017年は日中国交正常化45周年、少林寺拳法にとっては創始70周年である。大学生拳士たちには、宗道臣の人材育成への志をあらためて実感する貴重な機会となったに違いない。
◆ 旅を終えて
旅程を終えた大学生拳士から「予想に反して空気が澄んでいた」「人々が親切で温かかった」「街がきれいだった」「百聞は一見に如かず、マスコミやネットの一面的な情報だけを信じるのは間違いだと感じた」「自身で見聞きした中国と中国の人々の良い所を、家族や友人に伝えたい」といった感想が多く寄せられた。