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管長法話
2020/12/01

Vol.69 節目節目で振り返る
合掌
師走に入り、今年も残すところあと僅かとなりました。
2020年に入って間もなく新型コロナウィルスが日本にも拡大、終息する間もなく第3波、気づけばあっという間だったという方も少なくないのではないでしょうか。誰もが平等に与えられている時間ですが、どのように過ごそうとも毎年、必ず年の瀬が訪れ…
管長法話
2020/11/01

Vol.68 自他共楽を目指す道
合掌
秋の深まりとともに、本山のある桃陵公園の木々も紅葉が多く目にとまるようになりました。
全国各地の道院では、感染防止策を徹底することで多くの地域で道院活動が再開されるとともに、知恵と工夫を凝らしながら小教区、教区単位での行事を行うところも出てきました。コロナ禍においてはできないことも多々…
管長法話
2020/10/01

Vol.67 自己の確かを積み重ねる
合掌
10月に入り、澄み渡る秋空に白い雲が映える季節となりました。
今月は5日には達磨大師の命日、25日には少林寺拳法創始の日があり、祖師、先師に思いを馳せるとともに、私達の修行の意味を再確認する節目の月となります。
達磨大師は現代のように整備された交通機関もない時代に、古代インドから中…
管長法話
2020/09/01

Vol.66 日々の修行が私達の「備え」
合掌
今年の夏は、命に係わる危険な暑さから身を守りながら、新型コロナウィルスの感染を防ぐために帰省や旅行を控えるなど、例年とは違う過ごし方をされた方も多いのではないでしょうか。それでも少しずつ季節は移ろっていきますので、新しい季節に向け、私達も心と体を順応させていきましょう。
さて、9月1日…
管長法話
2020/08/01

Vol.65 自他共楽の先にあるもの
合掌
7月の豪雨災害により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。またコロナ禍において救援のボランティアをされる方、また逼迫しつつある医療現場に従事されている方々に敬意を表したいと思います。
さて、私たちの社…
管長法話
2020/07/01

Vol.64 本当の「自己確立」
合掌
7月になり、次第に暑くなってきました。新型コロナウィルスによる緊急事態宣言の解除に引き続き、都道府県をまたぐ移動の自粛も解除となりましたが、決して安全になったというわけではありません。全国各地の道院では集会による修練を再開したところもありますが、感染拡大を防ぐためにいまだ再開できないところ…
管長法話
2020/06/01

Vol.63 新しい時代に向けて
合掌
6月に入りました。特別措置法に基づく緊急事態宣言が解除され、徐々に日常の生活が戻りつつあります。戻りつつあると言っても、「新たな生活様式」に表されるように、生活環境も以前とは変わっていくのではないかと思います。
開祖が少林寺拳法を創始された戦後の世の中は、今と同じように新しい時代へと変…
管長法話
2020/05/01

Vol.62 今を生き抜く
合掌
5月に入りましたが、いまだ新型コロナウイルスの終息の兆しは見えておりません。
企業活動では在宅勤務の導入、学業ではオンライン授業や宿題、家庭では不要不急の外出の自粛、閑散とした都市部や観光地の様子など、普段の大型連休とは違う光景が各地で見られます。自分が感染しない。そして他人にも感染させ…
管長法話
2020/04/01

Vol.61 修行は続けられる
合掌
4月に入りましたが、依然として国内外問わず、連日、新型コロナウィルスに関する報道が続き、大規模なイベントの自粛や縮小のみならず、職場や家庭において各人で感染から身を守る対策を行うことが求められています。
私達の修行は、相対演練が主体であり、面授面受で直接手を取り合って行われるため、道院…
管長法話
2020/03/01

Vol.60 今の自分を振り返る
合掌
寒さの中にも少しずつ春の訪れを感じる季節となりました。
学業や仕事においては、進級・進学の準備、決算期など大詰めを迎えている頃ではないでしょうか。
さて、私たちの修行は、漸々修学と言われるように、一つずつ階段を上がるように進んでいきます。入門当初の興味が技術の向上のみであったとして…
管長法話
2020/02/01

vol.59 自ら手を差し伸べる
合掌
2月に入りました。
去る1月12日に、師家承継式を終え、第二世師家の「生きる力をサポートする」という思いを、第三世師家がさらに進め、これからの時代に即応した金剛禅運動を展開していくことを宣言され、開祖の「人づくりによる国づくり」という志が深いところで承継されていることを実感いたしました…
管長法話
2020/01/01

vol.58 俯瞰する眼を持つ
合掌
あけましておめでとうございます。
令和となり初の新年を迎えました。
さて、社会が変化するスピードは、年々加速しています。スマホを手に取れば、次から次へと新しいニュースが入り、世間で起きた出来事も、一般の方が報道機関よりも早く投稿されることがあります。また、国際関係の緊張、環境問題に…
