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管長法話
2021/10/01
Vol.79 達磨から開祖、そして私たちに引き継がれたもの
合掌
10月に入り、爽やかな秋風を感じる季節となりました。
毎年10月には、私たちが本尊とする達磨大師の命日と少林寺拳法創始の日があります。本山および全国各地の道院では達磨祭が行われます。達磨は正しい釈尊の教えを伝えようとした先達であり、私たちが日々励んでいる易筋行の源流でもあります。
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2021/09/01
Vol.78 どんな時も自分自身を頼りとする生き方を
合掌
9月になり、暑さの中にも涼しさを感じる季節となりました。
昨年もコロナ禍にあり、今年はさらに感染が拡大しています。コロナばかりに目が行きがちですが、この時期忘れてはならないのが「災害は忘れた頃にやってくる」ということです。地理的な問題で日本は地震が多く、温暖化の影響で台風や豪雨の被害も…
管長法話
2021/08/01
Vol.77 平和への思いを新たに
合 掌
8月になりました。コロナ禍にありながらもオリンピックが開催され、世間では選手たちの活躍に注目が集まっていることと思います。オリンピックが平和の祭典であるように、私たち日本人にとって8月は平和への思いを新たにする月でもあります。日本は終戦をむかえて以降80年近く経過し、平和な社会で生活でき…
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2021/07/01
Vol.76 調和のとれた生き方
合掌
7月になりました。人の体は夏に向けて徐々に適応していくようにできていますが、夏の暑さに体が追い付かない場合もありますので、健康には十分にお気をつけてお過ごしください。
さて、7月と言えば皆様もご存知の七夕があります。七夕伝説も諸説あるようですが、おおよそ次のようなお話です。天帝が神様の…
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2021/06/01
Vol.75 苦悩から抜け出す八正道の教え
合掌
6月に入りました。四国地方は昨年より1ヶ月ほど早く梅雨入りをし、ぐずついた天気が続いています。すっきりとした晴れ間が続かない天候はコロナ禍を表しているかのようです。
たとえば、八正道についても、コロナ禍の今でしたら、下記のような考えも出来ます。
1.正 見 ネット情報やデマに惑わ…
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2021/05/01
Vol.74 報恩の誠を尽くす
合掌
5月になりました。一部地域への緊急事態宣言、まん延防止等重点措置など、新型コロナウィルスによる影響は残念ながら続いております。しかし、高齢者へのワクチン接種が始まるなど、徐々に出口が近づいています。若葉が伸びていくように私たちも希望を持って進んでいきましょう。
さて、5月12日は開祖宗…
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2021/04/01
Vol.73 己の生きる目的を達成するために
合 掌
4月に入りました。今年は例年より桜の開花が早く、本山、そして隣接する桃陵公園も春一色となっています。
新しい年度が始まり、それぞれの目標に向かい、歩み始めたことと思います。何事も成し遂げるには、はじめの第一歩を踏み出す勇気と最後まであきらめない強い意志の力が必要になります。勇気を持っ…
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2021/03/01
Vol.72 金剛禅の教えを生き方の芯に
合掌
3月に入り、寒さの中にも温かさを感じられる日が多くなりました。
学業や仕事においては年度末の多忙な時期、特に春から進学や就職、転勤等で新しい生活が始まる方は、その準備に追われているのではないでしょうか。これまでと環境が変わるとき、そこから先に起こることはすべて未知のことです。生活のリズ…
管長法話
2021/02/01
Vol.71 感謝の念を持ち、教えの実践で恩に報いる
合掌
2月に入りました。2月10日は開祖宗道臣生誕の日で、今年で110年目となります。
開祖がこの世に生を受けたことで、少林寺拳法が創始され、私たちは金剛禅に入門する縁を得ました。そして師や仲間との出会いを得て、現在、私たちは修行を続けることができています。たった一人の人間から始まったものが…
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2021/01/01
Vol.70 日々の修行で得た力と愛を、今、社会へ
合掌
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
毎年、同じことの繰り返しになりますが、私たちは「自己確立・自他共楽」の道を歩んでいます。「半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを」の教えをもとに、日々修行を積み、仲間と共に歩み、その積み重ねによって「人づくり」…
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2020/12/01
Vol.69 節目節目で振り返る
合掌
師走に入り、今年も残すところあと僅かとなりました。
2020年に入って間もなく新型コロナウィルスが日本にも拡大、終息する間もなく第3波、気づけばあっという間だったという方も少なくないのではないでしょうか。誰もが平等に与えられている時間ですが、どのように過ごそうとも毎年、必ず年の瀬が訪れ…
管長法話
2020/11/01
Vol.68 自他共楽を目指す道
合掌
秋の深まりとともに、本山のある桃陵公園の木々も紅葉が多く目にとまるようになりました。
全国各地の道院では、感染防止策を徹底することで多くの地域で道院活動が再開されるとともに、知恵と工夫を凝らしながら小教区、教区単位での行事を行うところも出てきました。コロナ禍においてはできないことも多々…