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管長法話

2017/06/01

vol.27 縁起の理法をいかす70周年へ

vol.27 縁起の理法をいかす70周年へ

合 掌   初夏、夏の装いが目につく季節となりました。皆様如何お過ごしでしょうか。先日、九州地方教区公認金剛禅講習会にて指導者の皆様にお会いしてきました。いつも感心するのが、指導者の皆さんの年齢より若い姿と行動と話し声です。どう見ても聴いても10歳若いと感じますし、とても嬉しくなります。金剛禅修…
一期一笑

2017/05/01

vol.52 年に一度の合掌礼

vol.52 年に一度の合掌礼

 思えば35年前、九州の大学にすすんだ時、「強くなりたい」という思いから、何か武道を始めようと考えていたところ、キャンパスでクラブ勧誘していた先輩から「香川県出身で少林寺拳法以外に何をやるんだ」という殺し文句で少林寺拳法部に入部しました。在学中に少拳士弐段まで允可を受けることができましたが、就職とと…
管長法話

2017/05/01

vol.26 社会に貢献し調和を学ぶ月

vol.26 社会に貢献し調和を学ぶ月

合 掌  記念すべき創始70周年の年も早4カ月が過ぎ、若葉が目に眩しい、すがすがしい季節となりました。月日のたつのも、季節の移り変わりも諸行無常と頷きながら、人と人との架け橋をもう一度繋げよう、繋がろうという思いを込める毎日です。  さて、今月5月12日は開祖宗道臣の命日です。開祖は真の平和…
道院長元気の素

2017/05/01

vol.52 御船道院 道院長 緒方 公

vol.52 御船道院 道院長 緒方 公

―――道院長になろうと思ったきっかけは何でしょうか。  道院長になろうとした最大のきっかけは先代の菅敏光道院長がご高齢を理由に道院長交代の話を私に持ち掛けられたことです。いずれは道院長にという思いはありましたが、少し早いなと当時は思っていました。しかし、当時道院には30名程の拳士がおり、道院では彼…
管長法話

2017/04/01

vol.25 なくてはならない一人 “一人の変化が全体を変える可能性をもっている”

vol.25 なくてはならない一人 “一人の変化が全体を変える可能性をもっている”

合 掌  皆様、新年度もよろしくお願いいたします。  4月になりました。桃陵公園の桜の開花は例年より少し遅いようです。まだ蕾の先が桃色に色づいている状況ですが、数日後には見事な花を咲かせてくれると期待しております。  さて、あるテレビ番組で備長炭づくりを紹介しているのを見て、感じるところがあり…

2017/04/01

vol51 法縁に感謝

vol51 法縁に感謝

 私は昭和36年に幕末の吉田松陰にも影響を与えたと言われる朱子学者、安積艮斎(あさかごんさい)の出身地、郡山市に兼業農家の長男として生まれました。3年後に東京オリンピックを控え、経済成長が活発になってきていた頃です。また、少年時代は内気でひ弱な子どもでしたが、当時はプロレスやボクシングの試合が頻繁に…
法を問い学を修める

2017/04/01

vol.51 不運であったとしても不幸にならない・・・そんな社会が

vol.51 不運であったとしても不幸にならない・・・そんな社会が

 恒例のバザーの日が近づいてきました。今年も、またお会いできるでしょうか。お父さんも、お母さんも高齢になってきましたので、運営に参加できない方もおられます。40年近くたてば、親も高齢ですから。ふとしたきっかけで、お邪魔するようになった福祉施設。父母の会をまとめておられる方と、前夜に酒を飲みながらお話…
一期一笑

2017/03/01

vol.51 少年拳士に教わった「本気」

vol.51 少年拳士に教わった「本気」

 学校が終わって、疲れた顔で道場に入ってくる少年拳士。練習は休まず来ていたが、活気がなくいつも小さな声で合掌礼。そんな彼が初段を受けたいと道院長にポツリとつぶやいた。  受験まで後2カ月、道院長から指導の担当を任された。本人にその事を話したが、返事は小さな声で「お願いします」の一言。どんな指導形…
志をつなぐ

2017/03/01

vol.51 佐藤 健二 中法師大範士八段 198期生

vol.51 佐藤 健二 中法師大範士八段 198期生

人生の大転機  私は、小学生の頃は野球をし、中学1年生で柔道部に入り、高校1年生までの4年間は柔道をやっていました。体も大きかったので、すぐに選手になって学校対抗試合の選手としても活躍しました。大学の進学にあたっては、絵が得意だったこともあり、大阪にある芸術大学を志望していましたが、親父からはお…
道院長元気の素

2017/03/01

vol.51 大村三城道院 道院長 才津 行弘

vol.51 大村三城道院 道院長 才津 行弘

―――道院長になろうと思ったきっかけは何でしょうか。 前道院長からの交代のお声掛けが最大のきっかけです。学生時代には故中島洸八王子道院長(現、八王子富士森道院)をはじめ、いろんな先生方の姿を見てきました。一拳士として年数を重ねるうちに、周囲から慕われ、笑顔の絶えない心地よい人間関係を築いておられる…
管長法話

2017/03/01

vol.24 一歩、踏み出す準備を

vol.24 一歩、踏み出す準備を

合 掌 皆様こんにちは  3月(弥生月)となりました。本山のある多度津町では、まだ寒い日もありますが、日毎に日差しも明るくなり、少しずつ暖かさを感じるようになりました。桃陵公園の桜の蕾も開化の準備をしています。  さて、金剛禅修行の教えに「当身の五要素」という教えがあります。(詳細下記)当身…
管長法話

2017/02/01

vol.23 始まりの時

vol.23 始まりの時

 如月(きさらぎ:2月)に入りました。2月といえば2月10日は開祖宗道臣生誕の日です。少林寺拳法を創始した開祖は69年の生涯のうち後半の33年を費やし、いま私たちが受け継いでいる少林寺拳法と金剛禅総本山少林寺を起こし、基盤を整備し、発展させました。その偉業を宗由貴師家が受け継ぎ今年で70年。少林寺拳…