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管長法話

2017/01/01

vol.22 人づくりと架け橋づくりの一年に

vol.22 人づくりと架け橋づくりの一年に

合 掌  明けましておめでとうございます。  皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。  本年もどうぞよろしくお願いいたします。2017年は少林寺拳法創始70周年の年であることを記念して、大晦日から本山をライトアップして新たな年を迎えました。  さて…

2016/12/01

vol.49 道院とその可能性について

vol.49 道院とその可能性について

 1986年(昭和61年)4月。金剛禅布教の地として、生まれ故郷の葛飾区亀有に、「亀有道院」を設立した。  それから早30年以上の月日が経とうとしている。設立当初は人が集まらず、道衣を着て一人で街中を走ったりしたものだ。  もともと武道好きで、柔道部に所属していた私が少林寺拳法と出会ったのは、中…
法を問い学を修める

2016/12/01

vol.49 「『は』と『と』、そう思い込んで・・・『いいね』という声が聞こえる」

vol.49 「『は』と『と』、そう思い込んで・・・『いいね』という声が聞こえる」

 その題名を「教えることは学ぶこと」だとずっと思い込んでいました。林竹二さんと灰谷健次郎さんの二人で書かれたその本の題は、実は『教えることと学ぶこと』でした。  「は」と「と」。たった一文字の違いですが、「は」なら「教えること」と「学ぶこと」は同じこと。「と」なら、結果として結びついていることにな…
一期一笑

2016/12/01

vol.49 リーダーになれ!

vol.49 リーダーになれ!

 私たちの道院では鎮魂行の後、道院長が法話を必ず行います。普段は元気いっぱいの少年部の拳士が、この時は集中し真剣に耳を傾けています。  時には開祖との思い出、時にはニュースや論語などを題材に、とても幅広い分野を題材に、子供にもわかり易すい言葉で、法話をしてくださいます。そして、法話の最後には必ず、…
管長法話

2016/12/01

vol.21 八正道の実践について自らをふり返る

vol.21 八正道の実践について自らをふり返る

合 掌 師走に入りました。皆様におかれましては如何おすごしでしょうか。 昨今、改めて思い返すと、私たちは時を重ね、年を積み重ねつつ人生がつくられていきます。さらに多くのものが関わり、重なり社会が形成されています。より良い社会を望むならば、私たち一人ひとりの人生が良いもの、つまり良い時間を積み重ねてゆ…
道院長元気の素

2016/11/01

vol.49 埼玉本庄道院 道院長 石川 奈々恵

vol.49 埼玉本庄道院 道院長 石川 奈々恵

―――道院長になろうと思ったきっかけは何でしょうか。  前道院長が、体調不良により、道院長を続けられないということになり、その際に、様々な条件下で私しか道院長交代が出来ない状況でした。  その時点で私には5歳の息子がおり、あまり育児を家族や親に頼めない状況でもありました。  また、自分に道院長…
志をつなぐ

2016/11/01

vol.49 坂本 龍夫 大導師正範士七段 133期生

vol.49 坂本 龍夫 大導師正範士七段 133期生

武道に励んだ青春時代 私は小学4年生の時に相撲をはじめ、高校生の時には柔道をやっていました。高校卒業後、全国的にも珍しい、石灰と石炭を混ぜる機械を有する工場で働き始めました。その時も柔道は町道場で続けていたのですが、少林寺拳法弐段の友人に紹介され、高知大学の校庭で組演武をやっているのを見て、技の奥深…
管長法話

2016/11/01

vol.20 調和の源は「良さを見出すこと」

vol.20 調和の源は「良さを見出すこと」

合 掌 本山に隣接する桃陵公園の木々も黄色や紅色に移ろい、秋もいよいよ深まりはじめているようです。季節の変化を感じるということは、それ自体が「無常」を感じているといえます。大いなる力の中に身を委ね、ありのままを感じることが、心の浄化(リセット、癒し、ストレス解消等々)になり、明日への活力源につながる…
一期一笑

2016/10/15

vol.48 少林寺拳法健康プログラム、貴重な体験も

vol.48 少林寺拳法健康プログラム、貴重な体験も

 旭川東道院で少林寺拳法健康プログラムに参加させて頂いています。最初は若干不安も有りましたが、とても丁寧で、分かりやく指導していただけるので、難しい動作にも安心してついていけます。またユーモアもあり、面白い指導に自然と笑顔になります。新しく友人も増え、始まる前のおしゃべりの時間も、今では欠かせない楽…

2016/10/01

vol.48 良師をもとめて

vol.48 良師をもとめて

◆「少林寺拳法」ってなあに  1975(昭和50)年、少林寺拳法を初めて目にしました。  今まで見たことのない動きに「なんだこりゃ」と驚いたのは21才の時でした。  入門のきっかけは、先輩のしつこい勧誘でした。一年程過ぎた頃そろそろ諦めてくれたかなと思って油断していたら、一瞬にして誘いの…
法を問い学を修める

2016/10/01

vol.48 修行の目的と手段

vol.48 修行の目的と手段

 多くの禅僧の伝記を掲載している伝灯録に南嶽懐譲(なんがくえじょう)と馬祖道一(ばそどういつ)との問答が載っています。  「道一がまだ悟りを開く前で、伝法院で学んでいるときのこと。彼は毎日、一生懸命座禅を組んでいた。そこを通りかかった懐譲禅師が聞いた。  『お前は何を求めて座っているのか』 …
管長法話

2016/10/01

vol.19 自分らしく精一杯いきる

vol.19 自分らしく精一杯いきる

合 掌 彼岸を過ぎ、ここ多度津でも稲穂が垂れ、秋の気配が訪れてまいりました。皆様の周りではどの様な秋が訪れているでしょうか。 食欲の秋、新米や秋の味覚が食卓にのぼりはじめます。家族で「おいしいね」と言い合えるひとときや笑顔を与えてくれる自然の恵みには、感謝せずにいられません。 一粒のお米も長い時間を…