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法を問い学を修める

2009/10/01

vol.6 北禅の風を継承する金剛禅

vol.6 北禅の風を継承する金剛禅

嵩山少林寺には、歴代の禅僧の墓塔や碑刻石など、その足跡を辿ることができる遺物が実に多い。同様に嵩岳をはじめ華北一帯には、幾つもの禅寺があり、墓石や碑刻石が、禅宗の教線拡大や継承に欠かせない重要なものであったことが知られるのである。華北の禅林においては、華南のような禅籍語録の出版普及より、撰文碑刻の石…
あ・うん こぼればなし

2009/10/01

vol.06 道院

vol.06 道院

「道場は絶対に休みたくない!」、6号で取材した春日井鷹来道院(写真上)でも、石川大聖寺道院(写真下)でも、少年拳士は声を揃えて、そう生き生きと話していました。理由は、仲間がいるから、先生の話がおもしろいから。実は、子供に限らず、大人の拳士からも、同じ声を聞いています。春日井鷹来道院、石川大聖寺道院、…
一期一笑

2009/09/01

vol.06 募金活動で得たもの

vol.06 募金活動で得たもの

町田南道院は、5年前から骨髄バンクへの街頭募金を開祖デーの活動として行っている。今年はあいにく雨が降る悪天候であったが、少年部から一般部まで40人が参加してくれた。街頭募金という活動は、参加者がみるみる変化していくから面白い。最初の変化は声がだんだん大きくなっていくこと。初めは恥ずかしさがあり、なか…
法を問い学を修める

2009/08/01

vol.5 禅源を樹表する達磨大師の碑

vol.5 禅源を樹表する達磨大師の碑

開祖は教範に達磨大師にまつわる碑刻石「蕭梁達磨大師碑」の拓本を掲げておられる。この碑は嵩山少林寺の大雄寶殿の前庭に今もある。有名な達磨と梁の武帝の問答以後、武帝は後悔し達磨の徳風を追慕し自ら文を製し顕彰の碑を建てたのであった。しかし数百年の歳月を経て碑の刻字が摩滅してしまったため、元の時代に再び建て…
あ・うん こぼればなし

2009/08/01

vol.05 道院長研修会の朝

vol.05 道院長研修会の朝

あ・うん5号は、道院長研修会を特集しました。本山は拳士のふるさとです。北海道から沖縄まで全国各地から道院長が帰山しました。道院長研修会は2日間に渡って行われ、朝から晩までびっしりとスケジュールが組まれています。写真は朝の鎮魂行の一コマ。本堂に道院長の方々が整然と並んでいる様は実に壮観です。(うん)…
一期一笑

2009/07/01

vol.05 左手で箸

vol.05 左手で箸

左手でも箸が使えるようにと訓練を始めてすでに20数年。今では両手で自由に操れる。それでも最初のころはやはり苦戦した。慣れない左手での操作という以上に、右手の「出しゃばり」に手を焼いた。不器用な左手をかばおうとしてやたら出しゃばる右手。持った茶碗を無意識に口に近づけようとする。「利き手」である右手で箸…
法を問い学を修める

2009/06/01

vol.4 嵩山少林寺に問法修学した日本人僧

vol.4 嵩山少林寺に問法修学した日本人僧

嵩山少林寺といえば、昭和の初期、開祖が白衣殿の前にたたずまれ、少林寺拳法を発想された地である。その少林寺に元の時代、いくつかの足跡を残した古源邵元という日本人僧がいる。邵元は1295年(永仁3)越前に生まれ、若くして鎌倉や京都の禅寺に参じ1327年(嘉暦2)入元した。江南をはじめ中国の禅林各地を歴参…
あ・うん こぼればなし

2009/06/01

vol.04 痛さも修行のうち?

vol.04 痛さも修行のうち?

「この人の手首、大丈夫?」。今号のコラム「宗門の行としての少林寺拳法/片手閂投」の写真を見て、ある道院長が心配して声を掛けてくださいました。毎号、迫力ある技術を披露してくれているのは川島一浩正範士七段。そして、都度、見事な掛けられっぷりを見せてくれているのは、飯野貴嗣大拳士六段。本当、痛そうですよね…
一期一笑

2009/05/01

vol.04 「翌檜」……あすなろ

vol.04 「翌檜」……あすなろ

今日もまた、練習場の外にも聞こえる甲高い子供たちの気合い……息子二人と入門してはや1年半がたちました。最初、恐る恐る参加してどうしたらいいのかわからなかった息子たちが、今ではすっかり溶け込み仲間と走り回っている姿は、感動以外の何物でもありません。東京都大会に加えていただいた息子は、未熟ながらもものお…
あ・うん こぼればなし

2009/04/01

vol.03 幸齢者教室

vol.03 幸齢者教室

左の写真は、1月22日、東京別院新春法会の一コマ。東京別院・幸齢者教室の参加者の皆さんによる演武披露です。最初、秋吉別院長から新春法会での演武披露を伝えられた時、「えーっ」「無理です~」という声もありましたが、互いに励まし合い、助け合い、密かに自主練を重ねていたようです。当日、来賓や参加者の見守る中…
法を問い学を修める

2009/04/01

vol.3 他者のせいにせず 他者とともに生きることを楽しむ

vol.3 他者のせいにせず 他者とともに生きることを楽しむ

2005年2月26日の夕刻、霙交じりの中を斎場に急いだ。かねてより治療中の身であることは存じ上げてはいたが、本山でもしばしばお見かけし、お体を案じられて聞かれる方にはいつも先生らしい飄々としたご様子でお応えになっていた。先生は、厳密な意味でわたしの師ではない。技については、かつて地方武専に出張教員と…
一期一笑

2009/03/01

vol.03 思わず出た目打

vol.03 思わず出た目打

私は、春に不審者に出会いました。時間を忘れて友達と遊んでいたので、少し暗くなり始めていました。家の近くまで来たとき、自転車に乗った男の人が近づいてきて、突然声をかけてきました。「お母さんが事故を起こして病院に行ったから、一緒に病院へ行こう」と。「お父さんに連絡して聞いてみます」と言ったら、その男の人…