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法を問い学を修める

2009/02/01

vol.2 身を整え心の清澄を図る

vol.2 身を整え心の清澄を図る

本山回廊から剃髪の教員の穏やかな声が聞こえる。「心ヲミガクヨウニ 一生懸命ベン器ヲフキマショウ」。その声を受けてか、学生の作務が静かに行われる。本山と同じく、道院においても鎮魂行に先立って作務が行われる。修練に先立つ作務は、修行の環境を自らつくる修行であり、修練後の作務は、修行のときを得たことへ感謝…
あ・うん こぼればなし

2009/02/01

vol.02 指導者の心意気

vol.02 指導者の心意気

2008年道院長研修会のプログラムには、「2009年、開祖の志を現代に生かすには、指導者として何をしなくてはならないか」をテーマに、年代毎に編成された班で討議を行う時間がありました。誌面では紹介しきれなかったその討議発表結果の一部を紹介したいと思います。●20~30代 環境が整った中で少林寺拳法の指…
一期一笑

2009/01/01

vol.02 私の居場所

vol.02 私の居場所

流れる汗も気にせず思いっきり体を動かす。何て爽快なのだろう。どんなに疲れていても、学校で嫌なことがあっても、私の足は稽古に向かうときに軽快になる。そこに私の居場所があるからだ。鎮魂行では、まだ読本や教典を持っていない新入門の子のところに、気づいた子がさっと行って読本を貸したり、相手が小さい子だと、読…
法を問い学を修める

2008/12/01

vol.1 自ら求めて魂を鎮める行をなすもの

vol.1 自ら求めて魂を鎮める行をなすもの

朝早く本山を訪れ、ある職員に面会を求めたときのことである。就業開始にはまだかなり間があったが、そのときの返答は、「今、鎮魂行をしております」というものであった。私は、少し驚き、少し感動した。鎮魂行は、易筋行に先立って行われる一連の儀式と思われがちであったから。そして、専従職員と呼ばれるように、彼らは…
あ・うん こぼればなし

2008/12/01

vol.01 未来への飛躍

vol.01 未来への飛躍

4月から準備を始め、11月にようやく日の目を見た金剛禅総本山少林寺広報誌「あ・うん」。企画を練り、じっくりと時間を掛けてつくりあげました。まだまだ、改善の余地がたくさんありますので、広報誌を読まれた皆さんの感想をぜひお聞かせください。さて、今回のこぼれ話は表紙ついて。美しい風景の写真で毎号表紙を飾り…
一期一笑

2008/11/01

vol.01 自転車男

vol.01 自転車男

東京・高島平道院の少年部に所属するY君は、よくいえばものおじしないのだが、要は「態度がでかい」小学生だ。初夏のある日、練習の後に皆でジュースなど飲んでいると、駅の高架下から声がした。「あ、Yだ。おおい、助けてくれよぉ」 何だろう、と振り返ったときには、Y君はペットボトル片手に、既に走り出していた。喧…