ホーム > 宗由貴からのメッセージ
宗由貴からのメッセージ

2015/03/05

Vol.31 アジアの理解と協力のために

Vol.31 アジアの理解と協力のために

戦後最悪といわれるほど悪化してきた日中、日韓関係のその改善の兆しはまだ微々たるもので、民間の努力が大きな望みです。 そんな中、政府間の摩擦とは別に、東京や日本あちこちの観光名所は中国からの観光客でにぎわっています。メディアを通しても、「爆買いツアー」が話題となっています。炊飯器やウォシュレットなど…
宗由貴からのメッセージ

2015/02/01

Vol.30 次世代に伝えるべきことは…

Vol.30 次世代に伝えるべきことは…

新年明けましておめでとうございます。 皆様は年末年始をどう過ごされたのでしょうか。ハロウィンやクリスマスは年々賑やかになりますが、日本のお正月の雰囲気は少しずつ薄れていくように思います。地方独特の習慣やそれぞれの家庭のお正月の味、大切にしたいですね。  我が家では少林寺拳法創始者である父の好みもあ…
宗由貴からのメッセージ

2014/12/10

Vol.29 自ら判断できる人間を育てたい

Vol.29 自ら判断できる人間を育てたい

超少子高齢化の現代社会に、今後もっと大きくなる介護問題や教育問題、アジアの一員としての日本の将来など、山積する諸問題を目の前にしての衆議院解散。女性登用パフォーマンスも一幕終わり、選挙で霞がかかりました。 東西冷戦時代の終結とともに訪れると思われた共生時代は、やはり大国のつくり出す次なる緊張関係に翻…
宗由貴からのメッセージ

2014/11/10

Vol.28 他人との関わりを楽しめる人生に役立つ少林寺拳法でありたい

Vol.28 他人との関わりを楽しめる人生に役立つ少林寺拳法でありたい

少子高齢化社会の中で生活環境や家族関係が激変し、独居が増えるなどの「頼るべき次世代不在」という現実の中で、自分が要介護となったときのことや老後の過ごし方、そして自分の終末期について葬儀やお墓をどうするかなど、定年を迎えるまでに現実的に考えなければいけない時代となりました。  抱える問題がかつての時代…
宗由貴からのメッセージ

2014/10/10

Vol.27 少林寺拳法は身心ともの護身術

Vol.27 少林寺拳法は身心ともの護身術

 今年は大雪に始まり、竜巻や頻発するゲリラ豪雨、大型台風にデング熱、そして突然の火山噴火と、人間に対する警告シグナルのような災害の年となりました。  想定外とか予知できるできないとか、必ず事後に言われることです。 かつての時代は、瞬時の情報がない分、人々が代々経験から言い伝えられてきた教えや、未然に…
宗由貴からのメッセージ

2014/09/10

Vol.26 現代社会において、価値のあるものとは

Vol.26 現代社会において、価値のあるものとは

1947(昭和22)年に少林寺拳法が日本で創始されたのは、日本の中心ではなく四国の地でした。世界中の情報が瞬時に入る現代とは違いますから、人から人へ手の温もりとともに伝わったといっていいでしょう。 創始国である日本国内に一気に広がりを見せたのは、1960年代後半からでした。日本という国が戦後の荒廃し…
宗由貴からのメッセージ

2014/08/10

Vol.25 駄目なものはダメ、嫌なものはイヤと言える勇気を養いたい

Vol.25 駄目なものはダメ、嫌なものはイヤと言える勇気を養いたい

1945年8月に広島・長崎に原爆が投下され、そして終戦を迎えました。それから69年、日本は毎年8月、慰霊と共に平和を訴え不戦の誓いをしてきたはずです。 しかし21世紀となった今、「憲法96条改正議論」→「特定秘密保護法案可決」→「武器輸出三原則の見直し」→「集団的自衛権の行使容認を閣議決定」と進んで…
宗由貴からのメッセージ

2014/07/10

Vol.24 日本の誇るべき文化のために……

Vol.24 日本の誇るべき文化のために……

弘法大師(空海)の生誕地、香川県善通寺市は、少林寺拳法総本部のある多度津町の隣に位置します。空海ゆかりの寺を巡る四国八十八ヶ所参りが、最近、若い方や外国人に話題だといいます。四国には、白装束のお遍路さんを地域の方々が温かく迎え、自宅やお寺の境内やさまざまなところでお茶や食事を出し労をねぎらったり、時…
宗由貴からのメッセージ

2014/06/10

Vol.23 少林寺拳法グループのこだわる人材育成交流

Vol.23 少林寺拳法グループのこだわる人材育成交流

二年ぶりに中国を訪問しました。少林寺拳法グループは、創始者である宗道臣の「日中の友好なくしてアジアの平和はない。アジアの平和なくして世界の平和はない」という考え方の下、日中国交正常化直後から約40年以上にわたり交流を続けてきました。  ここ近年、日中関係は正常化以来最悪といわれますが、果たしてそうで…
宗由貴からのメッセージ

2014/05/10

Vol.22 感性を曇らせず磨き続けていきたい

Vol.22 感性を曇らせず磨き続けていきたい

30代のころ、問題に直面し悩み、出口が見つからないとき、私は頭の中でいったん果てしもなく広い宇宙に自分を放り出すことを覚えました。そしてそこから青く美しいといわれる地球を見て、そこにある日本を探しまた今自分のいる地域を探します。するとそこに針の先程もないかもしれない自分の存在を認識し、自分が今抱えて…
宗由貴からのメッセージ

2014/04/10

Vol.21 他人の役に立ちたい人の集団が少林寺拳法

Vol.21 他人の役に立ちたい人の集団が少林寺拳法

3月に、自称ベビーシッターの男が逮捕されました。保育経験があるとしてインターネットのサイトを利用し、預かった子供を死なせ遺棄したという事件です。これまでにもアルバイト感覚で子供を預り、問題を起こしていたようですが、名前を変えたりしながら続けていたようです。  この事件では、仲介サイトの便利さと危うさ…
宗由貴からのメッセージ

2014/03/10

Vol.20 “人間力”を養うために、少林寺拳法は役立ちたい

Vol.20 “人間力”を養うために、少林寺拳法は役立ちたい

 南極に棲む皇帝ペンギンの子育てには、人間が失いかけている「無償の愛」と「生命のつながり」を学ぶことができます。  ペンギンの子供が自力で餌を捕れるようになるには、生まれてから5、6か月はかかるそうです。もし、夏にヒナが生まれたら、独り立ちするころがちょうど餌の少ないマイナス40度の冬になるため、そ…