法を問い学を修める

2015/06/16

vol.40 落語のルーツは仏教のお説教

vol.40 落語のルーツは仏教のお説教

「エー、小噺を一つ」といった「まくら」から始まったりする落語という話芸のルーツも、仏教にあるといわれています。落語家が寄席で落語を演ずる席を「高座」といいますが、聖徳太子が「高座」でお話をされたという記述が残っています。もちろん、聖徳太子が高座で落語を演じられたわけではありません。聖徳太子は修行僧な…
人間・宗道臣

2015/06/15

Vol.18 あなた、達磨の子でしょ

Vol.18 あなた、達磨の子でしょ

以前、光文社の「カッパ・ブックス」シリーズで、宗道臣著『秘伝少林寺拳法』という書物が出ていました。今は絶版になっていますが、1963(昭和38)年の発行で、出版当時はベストセラーとされるほど、かなりの人々に読まれたものでした。特に70年代には、この本を読んで少林寺拳法に入門した人も多く、さらに大学ク…
あ・うん こぼればなし

2015/06/12

vol.40 新!編集長

vol.40 新!編集長

この4月1日より、広報誌「あ・うん」の編集人に藤井省吾東京別院別院長が就任しました。藤井別院長は1988年に本山職員となり、宗務部や法務部などを歴任され、昨年までは本部道院の道院長も務めていました。その演武は「仁王さんのよう」と言われるほどです。これからも仁王さんによる広報誌「あ・うん」の応援をよろ…
宗由貴からのメッセージ

2015/06/10

vol.34 SHORINJI KEMPOの考える平和とは

vol.34 SHORINJI KEMPOの考える平和とは

日本の戦後70年の平和の歩みは、私たちに何をもたらしたのでしょうか。急速な高度経済成長によって先進国の仲間入りをし、私たち国民の生活も豊かになり、「便利で清潔」が誰しも描く日本のイメージとなりました。そして日本人は世界からも勤勉で「おもてなし」を大切にする親切な国民(もしくは、国民性を有する民族)だ…

2015/06/08

vol.40 信じて歩むこの道

vol.40 信じて歩むこの道

私が少林寺拳法への「道」を歩み始めたのは高校2年生のときで、少林寺拳法本部の近くにある香川県立多度津工業高校少林寺拳法部へ入部し、本部第131期生として入門させていただいたときからです。入門の理由は、ただ、強くなりたい! でした。練習は、学校のクラブでありながら、多度津郵便局の横にあった旧本部の道場…
管長法話

2015/06/01

vol.03 ダーマを信じる=自分を信じる

vol.03 ダーマを信じる=自分を信じる

梅雨の季節に入ろうとしています。日常の中で長雨は嫌われますが、水によって生命が育まれます。本山境内でも、紫陽花が大きな葉を広げて雨を待っています。自然美を感じるその姿に、改めて自分も恩恵を受けて生きていることを考えさせられました。雨、風、太陽……私たちは縁起の法によって生かされています。雨の一粒にも…
一期一笑

2015/05/26

vol.40 内助の功

vol.40 内助の功

妻が四国地方保護司連盟会長功労表彰を頂いた。結婚して46年、道院を設立して43年目を迎える。道院設立当初、道院長の行き過ぎた指導により門下生がゼロになったことがあった。それでも本山より道院長講習会の資料は届く。妻が指輪を質に入れて講習会に行かせてくれた。その後、門下生が増えてきて、14坪の自前道場が…
真を求め学び究める

2015/05/23

ANAセールス株式会社 白水政治氏に聞く

ANAセールス株式会社 白水政治氏に聞く

《正しい心》を持っていなかったら、 リーダーを務める資格はない。 -今回はANAセールス株式会社で代表取締役社長を務めておられる白水政治さんにお話を伺います。白水さんは西南大学少林寺拳法部のご出身で、現在はANAセールス株式会社の先頭に立って経営の舵取りをされておられる、まさに社会のリーダーのお一…
カウンセラー菅野純の視点〜

2015/05/22

心のエネルギーの満タンな子・枯渇している子

心のエネルギーの満タンな子・枯渇している子

今回は心のエネルギーの見分け方について考えてみましょう。 道場にやってくる子どもの様子を思い出してみてください。「今日も、元気いっぱいだなあ」と思う子もいれば、「何となく覇気がないなあ」と感じる子もいるのではないでしょうか。もちろん個性もあるので、一概には言えないのですが、心のエネルギーが満タンの子…
会長メッセージ

2015/05/22

指導者を目指してみませんか!

指導者を目指してみませんか!

▼開祖語録に「率先して指揮のとれる、勇気もあり、行動力もあり、みんなを引っ張っていけるような青年が欲しい」というのがあります。▼私は、少林寺拳法に出会えて本当によかったと思っています。よき指導者、先輩、同輩、後輩……楽しいとき、苦しいとき、悲しいときに共に過ごすことのできた仲間たち。そして人と人との…
人間・宗道臣

2015/05/15

Vol.17 黙々と、ひたすら黙々と

Vol.17 黙々と、ひたすら黙々と

前回、宗道臣の敬愛してやまなかった、旧高松藩主の末裔(まつえい)・松平頼明氏との出会いの一齣(ひとこま)に触れましたが、今一人、宗道臣の知己として、黎明(れいめい)期の少林寺拳法を支えた大切な人がいます。初代・少林寺拳法有段者会会長の元・香川県知事・金子正則氏です。 金子氏が初めて宗道臣と出会った…
志をつなぐ

2015/05/02

vol.40 秋吉好美 大導師大範士八段 157期生

vol.40 秋吉好美 大導師大範士八段 157期生

入門の動機は、自分さえ強くなれればいいという不純なものでした。「少林寺拳法」という語呂のよさにも惹かれ、門を叩いたのが京都別院。法輪寺(通称達磨寺)庫裏を訪れたときに出会ったのが開祖でした。紹介者がいなければ入門できないところ、開祖が紹介者になってくださり、今考えても不思議とスムーズに入門できました…