宗由貴からのメッセージ

2013/08/01

Vol.13 今、見直すべき「薫習」

Vol.13 今、見直すべき「薫習」

 私が子供のころ、自宅には父(少林寺拳法創始者・宗道臣)の好きだった、ジャズやアルゼンチンタンゴ、そしてポール・モーリアやレイモン・ルフェーブルなどの映画音楽が毎日流れていました。そんなある日、友達が数名遊びに来て、父の書斎にあったステレオを見るや、「レコードをかけて!」と言われ、何とも思わずジャズ…

2013/08/01

vol.29 生きる

vol.29 生きる

私にとって「道」とは、生まれてから死ぬまでの道のりのことであり、死ぬまでどう生きるかが道である。いつか自分が死ぬとき、この世に生まれてよかったと思える人生を歩んでいくこと。その道しるべが金剛禅の教えであり、生きる、生き抜くことが、金剛禅の教えの第一であると思う。私は双子として生まれ育ってきたが、やは…
志をつなぐ

2013/07/28

vol.29 甲斐哲夫 大導師正範士八段 177期生

vol.29 甲斐哲夫 大導師正範士八段 177期生

開祖と初めてお会いしたときの、いちばん最初の言葉が「続けろよ」でした。そのときの温かな手の感触、今も忘れることができません。「北海道には鉄のカーテンが下りている」と言われ、地理的だけでなく精神的にも距離があった本山と北海道の間を縮めるべく尽力してきました。最初に言われた「続けろよ」を開祖の教えとして…
道院長元気の素

2013/07/26

vol.29 淡路中部道院 道院長 新田福音

vol.29 淡路中部道院 道院長 新田福音

道院長になろうと思ったきっかけは?専門学校禅林学園には、金剛禅の教義を深めたいという思いで入学していました。その学生時代、道院長研修会に参加されていた先生から「あなたは卒業後、道院長になられるのですか?」と問われたことがきっかけでした。自分にもそういう道があるのだと思い立ち、その翌年11月、淡路中部…
人間・宗道臣

2013/07/10

Vol.06 全員「シューゴー」!

Vol.06 全員「シューゴー」!

宗道臣の時代、私たち金剛禅総本山少林寺の本山に勤務する拳士職員は「山門衆(さんもんしゅう)」と呼ばれていました。当時は職員寮もなく、男性職員のほとんどが、本山の正門である山門二階の二段ベッドをねぐらとしていたからです。「山門衆」は、組織の事務方としての勤務が基本ですが、学生時代に合宿や各種講習会など…
UNITY コンテンツ

2013/07/10

Vol.12 他人のことが本気で考えられる人間を育てたい

Vol.12 他人のことが本気で考えられる人間を育てたい

「他人(ひと)の立場に立って考える」とはどういうことでしょうか。  3年ほど前から子宮頸がんの予防ワクチンの接種が取り沙汰され、当時、画期的なワクチンではあっても3回接種する費用が5万円と高額なため、自治体での負担を求めるという動きがクローズアップされました。今思えば、その薬の副作用など危険性につい…
宗由貴からのメッセージ

2013/07/01

Vol.12 他人のことが本気で考えられる人間を育てたい

Vol.12 他人のことが本気で考えられる人間を育てたい

「他人(ひと)の立場に立って考える」とはどういうことでしょうか。  3年ほど前から子宮頸がんの予防ワクチンの接種が取り沙汰され、当時、画期的なワクチンではあっても3回接種する費用が5万円と高額なため、自治体での負担を求めるという動きがクローズアップされました。今思えば、その薬の副作用など危険性につい…
一期一笑

2013/07/01

vol.29 きっかけは1本の電話

vol.29 きっかけは1本の電話

入門のきっかけは、1本の電話でした。当時、幼稚園年少の息子はとても泣き虫で、親としては、イジメられっ子にならないでほしいと心配しておりました。そこで、武道を身に付け、心も体も強い子に育ってほしいという願いから少林寺拳法の門を叩かせていただきました。右も左も分からない私は、東京センター(現・東京別院)…
人間・宗道臣

2013/06/10

Vol.05 私と一緒にやろうじゃないか

Vol.05 私と一緒にやろうじゃないか

宗道臣は「人たらし」だったと評されることがあります。接する相手をいつの間にか懐かせてしまうというような意味でなら、全くそのとおりです。しかし、もともと「たらす(誑す)」は“言葉巧みにだます”=“たぶらかす”ことですから、宗道臣を「人たらし」と呼ぶのは当たらないと私は思っています。宗道臣には、人をたら…
UNITY コンテンツ

2013/06/10

Vol.11 正しい情報の見極め力と判断力を!

Vol.11 正しい情報の見極め力と判断力を!

ネット社会の便利さにも、いつの間にか私たちは慣れてしまっているようです。便利なものができると、その環境を整備すれば可能性が広がる……と人は考えます。しかし、中にはそれを悪用して不正な利益を得ようとしたり、姿が見えないことをいいことに、他人を傷つける道具として使う人まで出てきました。  子供社会でもネ…
法を問い学を修める

2013/06/01

vol.28 人間性で伝える“真意”

vol.28 人間性で伝える“真意”

兵庫県西宮市に県立芸術文化センターがあり、そこの・兵庫県芸術文化協会芸術監督(音楽)に佐渡裕氏が就任されています。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演に招かれ、ショスタコーヴィチの交響曲第五番を振ったのは国内でも広く報道されました。日頃は音楽に触れる機会は少ないのですが、楽しく、そして、一流…
あ・うん こぼればなし

2013/06/01

vol.28 道院・拳士のちょっといい話聞かせてください

vol.28 道院・拳士のちょっといい話聞かせてください

広報誌「あ・うん」創刊号から続く「一期一笑」(11ページ掲載)は、道院長や拳士、関係者の方からの投稿コーナーです。ふっと笑顔になる出来事、ほろっとくる話など、皆さんからいただいたちょっといい話の中から珠玉の1話を掲載しています。これまでに、大怪我をした孫を診てくれたお医者さんが20年前に指導していた…