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一期一笑
2010/05/01

vol.08 出店が結ぶ人の縁
本山達磨祭に兵庫県教区として初めて参加しました。父が兵庫県教区役員をしていることから、地元の「姫路おでん」を作りました。前日から、姫路近隣の道場の保護者と一緒に大根や卵の殻をむき準備しました。ふだん、地元の「開祖デー」の出し物として取り組んでいるので経験はあったものの、5品で500人分のおでんは半端…
法を問い学を修める
2010/04/01

vol.9 変わらなければならないものと変わってはいけないもの
世は情報社会の花盛り。よきにつけあしきにつけ、噂というものはまばたきをする間もなく世界中を駆け巡るのが現代社会です。変わらなければならないものと、変わってはいけないものとは何かと問いかけられたとき、我々は迷わず「金剛禅の教え」と「少林寺拳法の技法」が変わってはならないものであり、変わらなければならな…
あ・うん こぼればなし
2010/04/01

vol.09 本部道院
本部道院は、1947年10月、開祖36歳の時、自宅の五畳半を道場としたのが始まりです。歴代道院長は次の通り。1948年12月~65年12月:宗道臣 66年1月~67年3月:中野益臣 67年4月~7月:三崎敏夫 67年8月~68年9月:宗道臣 68年10月~70年12月:三崎敏夫(代務) 71年1月~…
法を問い学を修める
2010/02/01

vol.8 脚下照顧
「脚下照顧」――少林寺拳法入門時に道院長や先輩からその言葉の意味について、またその実践指導を受けます。最初は単に履物をえることと思い、日々修練のたびに揃えるのですが、そのうち自分の足元を見ることに気づき、更には自分自身を見つめ直すことに気づいていきます。「脚下照顧」は周知のとおり、金剛禅独自の言葉で…
あ・うん こぼればなし
2010/02/01

vol.08 秘蔵写真
vol.8の「開祖語録ダイジェスト」の写真は、鈴木義孝SHORINJI KEMPO UNITY顧問からお借りした、初公開の秘蔵写真です。誌面上では開祖をクローズアップして掲載していますが、写真の全体像はこの通りです。おや、開祖のすぐ隣に座って聞いている拳士はもしや……!? 若い頃の鈴木顧問です。なお…
法を問い学を修める
2009/12/01

vol.7 原点回帰
「原点回帰」少林寺拳法において原点に帰るということはどのようなことなのでしょうか。開祖は存命のころから、事あるごとに我々に向かって、原点に帰れ、と呼びかけておられました。人、人、人、すべてはその人の質にあるという金剛禅運動の出発点は開祖の確信であり、また原点に帰るということは少林寺拳法創始の動機と目…
あ・うん こぼればなし
2009/12/01

vol.07 本堂での鎮魂行
少林寺拳法の修練前に行う鎮魂行は、大切な修行の一つです。鎮魂行には、修練に入るための気持ちを切り替える役割もありますが、「聖句」「誓願」「礼拝詞」「道訓」「信条」を唱和することで、言葉一つ一つを心に刻み、己を振り返ります。鎮魂行の後は、清々しい気持ちになりますが、特に本山の本堂での鎮魂行はより一層気…
一期一笑
2009/11/01

vol.07 不立文字
事情があり休眠してしまいました。新入門の三人ほどいた元気な高校生たちは続いているだろうか。70歳で入門してきたTさん、まだいらっしゃるかなぁ。復帰の少し前に話を聞いて驚きました。Tさんが初段にチャレンジ、それも道院長のご配慮で、帰山して受験するというのです。あぁ、もうあれから1年半近くもたつのでした…
法を問い学を修める
2009/10/01

vol.6 北禅の風を継承する金剛禅
嵩山少林寺には、歴代の禅僧の墓塔や碑刻石など、その足跡を辿ることができる遺物が実に多い。同様に嵩岳をはじめ華北一帯には、幾つもの禅寺があり、墓石や碑刻石が、禅宗の教線拡大や継承に欠かせない重要なものであったことが知られるのである。華北の禅林においては、華南のような禅籍語録の出版普及より、撰文碑刻の石…
あ・うん こぼればなし
2009/10/01

vol.06 道院
「道場は絶対に休みたくない!」、6号で取材した春日井鷹来道院(写真上)でも、石川大聖寺道院(写真下)でも、少年拳士は声を揃えて、そう生き生きと話していました。理由は、仲間がいるから、先生の話がおもしろいから。実は、子供に限らず、大人の拳士からも、同じ声を聞いています。春日井鷹来道院、石川大聖寺道院、…
一期一笑
2009/09/01

vol.06 募金活動で得たもの
町田南道院は、5年前から骨髄バンクへの街頭募金を開祖デーの活動として行っている。今年はあいにく雨が降る悪天候であったが、少年部から一般部まで40人が参加してくれた。街頭募金という活動は、参加者がみるみる変化していくから面白い。最初の変化は声がだんだん大きくなっていくこと。初めは恥ずかしさがあり、なか…
法を問い学を修める
2009/08/01

vol.5 禅源を樹表する達磨大師の碑
開祖は教範に達磨大師にまつわる碑刻石「蕭梁達磨大師碑」の拓本を掲げておられる。この碑は嵩山少林寺の大雄寶殿の前庭に今もある。有名な達磨と梁の武帝の問答以後、武帝は後悔し達磨の徳風を追慕し自ら文を製し顕彰の碑を建てたのであった。しかし数百年の歳月を経て碑の刻字が摩滅してしまったため、元の時代に再び建て…