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一期一笑
2011/01/01

vol.14 憧れに近づく!?
少林寺拳法と出会ったのは小学4年生のときです。父と行った地域のお祭りのステージで見た有段者の演武に憧れました。「私もやりたい」と思い入門しました。それから5年、途中何度も「やめたい」と練習をさぼってしまったり、難しい技に苦戦したりしましたが、何とか今日まで続けてこれました。それは、技を一つ覚えるたび…
法を問い学を修める
2010/12/01

vol.13 自他共楽の基本
我々は、自らの生まれたときの記憶は遠く、死にゆくときの記憶は止まらない。知識を持ち合わせていない1、2歳の赤子は、屈託がなく曇りもなく天使のようにほほ笑む。それが、知恵が発達し欲が出ると、その永遠のほほ笑みは曇ってくるという。この世に生を受け、死にゆくまでで、人は誰でも挫折感や劣等感を抱くことがある…
あ・うん こぼればなし
2010/12/01

vol.13 稽古と仲間とビールと焼肉!?
今号の本山見える課に登場しました東京別院は、地下1階~6階の茶色い建物で、2階に100人規模の会議室(写真左)、地下に道場(写真右)があります。拳士の皆さんに活用していただくための施設でもあります。 周辺には、本場中華・韓国・インドカレーをはじめ、ホルモン焼き、ラーメンといったB級グルメのお店…
一期一笑
2010/11/19

vol.13 拳のつながり
ある日の昼下がり、携帯電話に着信と留守電が入った。留守電を聞いてみると受験勉強のため休眠していた3人の中学生拳士の1人からだった。その拳士に電話をかけると、3人の中学生がそれぞれの志望校に合格したとの知らせであった。そして、今から私の家に来てくれるというのだ。わざわざ、報告に来てくれることに感謝しな…
法を問い学を修める
2010/10/01

vol.12 雷龍王の国ブータンに習う
ヒマラヤのふもとの小国、ブータンが世界中の耳目を集めたのは、1976年、スリランカのコロンボの会議で、ブータン国王が「国民総生産量」より「国民総幸福量」を目指すと発言したことに始まる。以来、ジグミ・シング・ワンチェク第4代雷龍王は、世界第1位と2位の人口を誇る大国に挟まれた小国が生き延びるための戦略…
あ・うん こぼればなし
2010/10/01

vol.12 子は親の背中を見て育つ
12号のこぼれ話は4ページの活動報告に掲載されていた本山の帰山行事について。記事にも書かれているように、今年の帰山の特徴に、保護者プログラムのスタートがありました。保護者プログラムとは、金剛禅の教えを実生活に生かす講義です。このプログラムを企画実行した宗務部の中山元宏次長にプログラムの意図を聞きまし…
一期一笑
2010/09/19

vol.12 合掌礼
いつだったか、拳士仲間でスナックに飲みに行ったときのことだ。店を出て合掌礼を交わしたところ、見送りにきた女の子たちに大笑いされてしまった。ふだん自覚しないが、外部の人の目には奇妙な習慣なのかもしれない。1995年のいわゆるオウム事件の後、ある大学の少林寺拳法部では、「駅や街頭では合掌礼をしなくてもよ…
一期一笑
2010/08/01

vol.11 コンカツ
コンビニと宅配便は、見事なまでに生活に浸透した事業である。便利さの追究が、小売業・流通業を根元から変革したのであろう。先日、コンビニに寄った。特別な目的など持たず、ふらりと入店、何となくボトル茶を庫より取り出し、レジに並んだ。大型チェーンの店、もちろんレジの向こう側のバイト君は、無機質に正統派マニュ…
法を問い学を修める
2010/08/01

vol.11 改革
昭和初期、誕生まもないラジオで「法句経」を講義して大きな反響を得た友松圓諦。「漢文の意味のわからないお経ではなく、わかるお経を伝えたい。わかる仏教、生活に生かせる仏教を」と問題を提起し、仏教ブームを巻き起こした友松。開祖も『少林寺拳法教範』を編纂するにあたり、友松著の『法句経講義』と『これからの寺院…
あ・うん こぼればなし
2010/08/01

vol.11 ダーマ
前10号から表紙の写真家が変わりました!これまでの金本孔俊氏のアラスカシリーズに続いて、「ダーマ」をテーマに作品を提供してくださるのは河合修氏です。今度の舞台は日本、身近にあるダーマを撮影してくださっています。1年の準備期間を経てのお披露目となりました。皆さん、純な心でダーマを感じてみてください。な…
一期一笑
2010/07/01

vol.10 武専修了
合掌。はじめまして。修了式当日、やっとの思いで兵庫武専の研究科4年の出席が7回となりました。残念ながら式では、証書は頂けませんでした(当たり前ですね!)。しかし、わが家へ帰ると、子供たちから「卒業おめでとう」と、かわいいデコレーションケーキのプレゼントを受けました。父子家庭の中、いろんな出来事をつく…
一期一笑
2010/06/01

vol.09 今が一番動ける時
道を歩いていると、大きな荷物を抱え片足を引きずって駅に向かうご婦人を見かけました。お声をかけて途中までご一緒しながらお話していましたら、私もお会いしたことのある有名な義肢装具士の所に行かれるところでした。膝(ひざ)を悪くされていて、京都の知人の紹介で神戸から75歳とご高齢ながらお一人でいらしていまし…