ホーム > 金剛禅 コンテンツ
管長法話

2015/07/01

vol.04 開祖の思いを後世に残す事業の一つとして

vol.04 開祖の思いを後世に残す事業の一つとして

現在、梅雨の合間をぬって、多度津町の旧道場および記念館(五畳半道場)の改築・移設工事が進行中です。金剛禅総本山少林寺は、戦後、香川県の多度津町で開基され、少林寺拳法を主行として多くの人々に愛されてまいりました。しかし、最初から今のような大きな本山があったわけではなく、始まりは住まいの一室を改築した小…
道院長元気の素

2015/06/30

vol.41 東海加木屋道院 道院長 秋葉みどり

vol.41 東海加木屋道院 道院長 秋葉みどり

道院長になろうと思ったきっかけは?今考えると、2001年に(当時)東海武専に入学したことがきっかけになったと思います。道院での修行を楽しみ満足していた私に、佐々木潔石ヶ瀬道院道院長が「武専というのは技を学びに行くだけの場ではなく、横とのつながりを得、それを広げていく場。そして多くの先生方の言葉を聴き…
法を問い学を修める

2015/06/16

vol.40 落語のルーツは仏教のお説教

vol.40 落語のルーツは仏教のお説教

「エー、小噺を一つ」といった「まくら」から始まったりする落語という話芸のルーツも、仏教にあるといわれています。落語家が寄席で落語を演ずる席を「高座」といいますが、聖徳太子が「高座」でお話をされたという記述が残っています。もちろん、聖徳太子が高座で落語を演じられたわけではありません。聖徳太子は修行僧な…
あ・うん こぼればなし

2015/06/12

vol.40 新!編集長

vol.40 新!編集長

この4月1日より、広報誌「あ・うん」の編集人に藤井省吾東京別院別院長が就任しました。藤井別院長は1988年に本山職員となり、宗務部や法務部などを歴任され、昨年までは本部道院の道院長も務めていました。その演武は「仁王さんのよう」と言われるほどです。これからも仁王さんによる広報誌「あ・うん」の応援をよろ…

2015/06/08

vol.40 信じて歩むこの道

vol.40 信じて歩むこの道

私が少林寺拳法への「道」を歩み始めたのは高校2年生のときで、少林寺拳法本部の近くにある香川県立多度津工業高校少林寺拳法部へ入部し、本部第131期生として入門させていただいたときからです。入門の理由は、ただ、強くなりたい! でした。練習は、学校のクラブでありながら、多度津郵便局の横にあった旧本部の道場…
管長法話

2015/06/01

vol.03 ダーマを信じる=自分を信じる

vol.03 ダーマを信じる=自分を信じる

梅雨の季節に入ろうとしています。日常の中で長雨は嫌われますが、水によって生命が育まれます。本山境内でも、紫陽花が大きな葉を広げて雨を待っています。自然美を感じるその姿に、改めて自分も恩恵を受けて生きていることを考えさせられました。雨、風、太陽……私たちは縁起の法によって生かされています。雨の一粒にも…
一期一笑

2015/05/26

vol.40 内助の功

vol.40 内助の功

妻が四国地方保護司連盟会長功労表彰を頂いた。結婚して46年、道院を設立して43年目を迎える。道院設立当初、道院長の行き過ぎた指導により門下生がゼロになったことがあった。それでも本山より道院長講習会の資料は届く。妻が指輪を質に入れて講習会に行かせてくれた。その後、門下生が増えてきて、14坪の自前道場が…
志をつなぐ

2015/05/02

vol.40 秋吉好美 大導師大範士八段 157期生

vol.40 秋吉好美 大導師大範士八段 157期生

入門の動機は、自分さえ強くなれればいいという不純なものでした。「少林寺拳法」という語呂のよさにも惹かれ、門を叩いたのが京都別院。法輪寺(通称達磨寺)庫裏を訪れたときに出会ったのが開祖でした。紹介者がいなければ入門できないところ、開祖が紹介者になってくださり、今考えても不思議とスムーズに入門できました…
道院長元気の素

2015/05/02

vol.40 福岡大野城道院  道院長 松田和子

vol.40 福岡大野城道院  道院長 松田和子

道院長になろうと思ったきっかけは?前道院長の体調不良等で道院継続が困難になり、廃止の話が出てきた時のことです。突然のことで、それぞれが転籍を考え始め、拳士数は少ないものの子どもたちの保護者間でも話し合いがありました。そして、保護者の方から「このままでは子どもたちがバラバラになってしまいます。和子さん…
管長法話

2015/05/01

vol.02 よい出会いを

vol.02 よい出会いを

新緑が目にしみて、1年の中で最も生命の輝きを感じる季節となりました。森羅万象ことごとく生かされている中で、人は霊止(ひと)としてどう生きるかにより、人生のゴールが違ってきます。心の中にある欲望や自我、どんなに心をコントロールしようと思っても、人間の心は相対するものにより変わることを知っておきましょう…
ふだん着の金剛禅

2015/04/21

vol.40 明るく、優しく、朗らかに!

vol.40 明るく、優しく、朗らかに!

 明るく、優しく、朗らかに!「お母さん、何か怒ってる?」「今日機嫌が悪い?」。娘から言われる言葉にハッとさせられることがよくあります。そう言われるのは、大抵心にゆとりがなく、眉間にしわを寄せて難しい顏をしているときです。家庭でも職場でも、心配事があったり、思うように物事が進まなかったりすると、ついし…
法を問い学を修める

2015/04/14

vol.39 「自己確立」と「自他共楽」

vol.39 「自己確立」と「自他共楽」

自利と利他という言葉がある。一般的に自利とは自分の利益のこと、私利ともいい、利他とは自分を犠牲にして他人の利益を願うこととある。ところが仏教辞典で調べてみると、仏教的立場からやや違った解釈がなされており、以下のように訳されている。自利とは自己の修行により得た功徳を自分だけのものとして受け取ること、ま…