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道
2014/10/01

vol.36 振り返れば「縁」に恵まれて
私が金剛禅に入門するきっかけは、大学を卒業して就職した職場の先輩が「秋ごろから少林寺拳法の道場を始める」というタイミングに巡り合ったことに始まる。その先輩の日頃の仕事ぶりや職場での言動に触れて、「この人が始めることなら自分にもやれるのではないか。ぜひやってみたい」と思った。新設道院の一期生としてのス…
志をつなぐ
2014/09/28

vol.36 村上一 大導師大範士八段 58期生
開祖の教えを、私なりに考えて実践してきました。最も大切なのは自然に学ぶことだと思っています。天と地、陰と陽といった相反するものの調和で世界が成り立っています。満ちて溢れず、上善水の如し、萬法を侶となす。協調精神の調和が大事。常に相手の立場に立って考え、思いやりを持って行動することが金剛禅の教えですよ…
道院長元気の素
2014/09/26

vol.36 我孫子道院 道院長 藤田竜太
道院長になろうと思ったきっかけは?武専に入学した頃から、漠然と「いつかは道院長に」と思っていましたが、一番のきっかけは子供を授かったことです。子供が生まれて、人の親になったとき、道院長になって、自分でこの子に少林寺拳法を教えてあげたいと思いました。ちなみに、道院長になるまでは、子供は好きでしたが“子…
宗由貴からのメッセージ
2014/09/10

Vol.26 現代社会において、価値のあるものとは
1947(昭和22)年に少林寺拳法が日本で創始されたのは、日本の中心ではなく四国の地でした。世界中の情報が瞬時に入る現代とは違いますから、人から人へ手の温もりとともに伝わったといっていいでしょう。 創始国である日本国内に一気に広がりを見せたのは、1960年代後半からでした。日本という国が戦後の荒廃し…
一期一笑
2014/09/01

vol.36 変わらず続くご縁に感謝
主人たちの演武の仕上がり具合を確認するためビデオを撮影し、「ダメ出し」をするのが私の役目であった。後輩の私が大先輩である主人たちの演武に物申す……恐れ多いことである。しかし、私は拳士になる前から20年以上、主人の演武練習を撮影していた。ふだんは頑固者の主人も、私の見る目を信頼し、「ダメ出し」に素直に…
法を問い学を修める
2014/08/20

vol.35 釈尊の言葉「法句経」(中)
前号に記したように、釈尊は極めて個人主義的といえるほど峻厳な「自己」を求めている。そのような自己を確立しようとすれば、とかく自己に甘い人間のことであるから、日々、自己の非を見逃し、知らず知らずのうちに、甘い自己弁護をつくり上げていく。その反省の漏れを救うために、集団による監察や抑制はどうしても必要と…
宗由貴からのメッセージ
2014/08/10

Vol.25 駄目なものはダメ、嫌なものはイヤと言える勇気を養いたい
1945年8月に広島・長崎に原爆が投下され、そして終戦を迎えました。それから69年、日本は毎年8月、慰霊と共に平和を訴え不戦の誓いをしてきたはずです。 しかし21世紀となった今、「憲法96条改正議論」→「特定秘密保護法案可決」→「武器輸出三原則の見直し」→「集団的自衛権の行使容認を閣議決定」と進んで…
あ・うん こぼればなし
2014/08/01

vol.35 たゆまぬ自己研鑽によって
これまでのこぼれ話にも出てきましたが、道院長は毎年、道院長研修会を受講します。そこでは全国の道院長が一堂に会し、組織方針を確認し、自己研鑽に励みます。最前線で金剛禅の布教活動に取り組み、門信徒を牽引し続けるためには、道院長自身、相当なエネルギーを必要とします。道研は、道院長が燃え続けるための充電の場…
ふだん着の金剛禅
2014/08/01

vol.36 日々是修行
金剛禅の修行は日常のさまざまな出来事の中で実践してこそ、その価値があり実感できるものである。
しかし、私は長年そこに気付かず、金剛禅の修行を分かったつもりでいた。そして、金剛禅の修行が日常と切り離されたものになっていたように思う。そのような状態であるので、問題や課題から目を背け、自分を都合よく肯定…
道
2014/08/01

vol.35 道院設立25年を振り返る
大学時代に始めた少林寺拳法、ここまで続けている自分を正直想像できませんでした。始めた当初は、ひたすら強くなることを目指していました。当時の大学少林寺拳法部は、上下関係が厳しく、校内で先輩に気付かず挨拶を怠ると、連帯責任で体罰になりました。日々の練習もハードで、今思えば毎日が苦行だった気がします。その…
志をつなぐ
2014/07/28

vol.35 中山満洲雄 大導師正範士八段 162期生
開祖にご挨拶したとき、「君は高校出だから、上の人と接しようと思ったら労働組合の役員ぐらいしなくては」と言われたことがあります。その時は、自分が役員になるなど考えてもいませんでした。しかし、人間関係を大切にし、開祖の教えを実践するうち、周りから推薦されて労働組合の支部長になり、運営協議会で社長や重役に…
宗由貴からのメッセージ
2014/07/10

Vol.24 日本の誇るべき文化のために……
弘法大師(空海)の生誕地、香川県善通寺市は、少林寺拳法総本部のある多度津町の隣に位置します。空海ゆかりの寺を巡る四国八十八ヶ所参りが、最近、若い方や外国人に話題だといいます。四国には、白装束のお遍路さんを地域の方々が温かく迎え、自宅やお寺の境内やさまざまなところでお茶や食事を出し労をねぎらったり、時…